スノーピーク鹿沼が大盛況 オープン初日、家族連れでにぎわう 限定グッズ求め行列も

初日からにぎわうキャンプ場

 【鹿沼】思川開発事業(南摩ダム)に伴い市が整備した上南摩町のスノーピーク鹿沼キャンプフィールド&スパが13日オープンし、多くの家族連れらでにぎわった。オープニングイベントとして施設内でマルシェも開かれ、地元の人気店が出店した。

 同施設は大手アウトドアブランド・スノーピーク(新潟県)が指定管理者で、約5万9千平方メートルの敷地に91区画のキャンプサイトを設けている。建築家隈研吾(くまけんご)さんと同社が共同開発した4棟のトレーラーハウス「住箱(じゅうばこ)」は素泊まりもできる。コア施設には露天風呂やそば店、テイクアウト専門店などが並ぶ。

 開場の午前11時には佐藤信(さとうしん)市長や、同社の高井文寛(たかいふみひろ)専務らが施設西側のコア施設前で来場者を出迎えた。下南摩囃子(はやし)保存会のはやしが響く中、一斉に入場開始。同社直営のショップは限定グッズを求めて大行列ができた。キャンプ場には朝からテントが立ち、全区画が埋まった。

 横浜市旭区、大学職員鈴木孝之(すずきたかゆき)さん(60)は「シューマイやイチゴが売られていて、地元密着の感じがしていい。帰りにイチゴの直売所にも寄ってみようかな」と話した。

 多目的広場で開かれたマルシェには地元の人気レストランやパン店が出店。鹿沼組子や野州麻のグッズ制作体験など、名産品のPRコーナーも設けられた。初日は混雑緩和のため、キャンプ場の予約者と一般利用者で入場時間を分散。市役所から無料バスを30分置きに運行するなどした。

 同施設は水曜定休。6月末まで土・日・祝日の予約は埋まっている。

全区画が埋まったキャンプ場

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