列車内に「シャンデリア」 のと鉄道、子どもの手芸飾る アートで被災地応援 

色とりどりの手芸作品がつるされた車両=のと鉄道七尾駅

 のと鉄道(穴水町)の列車内の天井に13日までに、県内の子どもたちがシャンデリアを表現して作った手芸作品が飾り付けられ、利用客を楽しませている。

 アートを通じて被災地を応援しようと、全国の芸術家で設立した団体「ディアトゥ」が3月、金沢市の県立図書館で手芸作品を制作するワークショップを開催。小学生ら約40人が球形の発泡スチロールに色とりどりのテープや布、毛糸などを装飾した。

 6日に全線で運行が再開されたのと鉄道には、13日も大勢の人が利用した。手芸作品を作った野々市市の寺田駿介君(8)は「たくさんの人にのと鉄道を利用してほしい」と話した。

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