前田健太が古巣相手に6回2失点も移籍後初勝利ならず タイガースは延長12回に7失点敗戦

● タイガース 5-11 ツインズ ○
<現地時間4月13日 コメリカ・パーク>

デトロイト・タイガースが延長戦の末、ツインズに逆転負け。先発した前田健太投手(36)は6回2失点と好投したが、移籍後初勝利は付かなかった。

今季3度目の登板となった前田は、昨季まで所属した古巣ツインズと対戦。今季2登板、いずれも初回に2失点を喫していたが、この試合は初回、2回表を三者凡退。課題の立ち上がりを無失点で終えた。

1点リードで迎えた5回表、一死一塁から投ゴロを打たせるも、前田の二塁送球が悪送球となり、一、三塁にピンチ拡大。さらに、次の打者には一ゴロを打たせ、前田は一塁手スペンサー・トーケルソンに本塁送球を指示するも、トーケルソンは併殺を狙って二塁へ送球。結果、併殺崩れとなり、三塁走者が同点の生還。勝ち投手の権利を目前としながら、痛恨の失点を喫した。

前田が6回表を三者凡退に抑えると、裏の攻撃でタイガースが1点を勝ち越し。前田は勝ち投手の権利を持ってブルペン陣にバトンを繋いだが、8回表に3番手シェルビー・ミラーが痛恨の同点被弾。チームは延長12回に7点を奪われ、逆転負けを喫した。

この試合の前田は6回87球を投げて5安打、5奪三振、2失点(自責1)という投球内容。今季初のクオリティスタートを達成したが、1勝目はお預けとなった。

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