FC東京の日本代表DF長友佑都(37)が、16年ぶりにJ1で実現した東京ダービーを〝満喫〟した。
FC東京は13日の東京V戦(味スタ)で、2点を追う劣勢の展開から追いつき、2―2の引き分けに持ち込んだ。後半28分から出場した長友は「東京のプライド、諦めないということを見せられた。自分が入ってからも絶対に流れを変えてやろうと強い気持ちでやった。勝てなかったのは残念だが、引き分けに持ち込めたのはよかった」と前を向いた。
この日のメンバーで16年前の東京ダービーを経験したのは長友一人。「やっぱり格別。J1のどんな試合よりも興奮するし、アドレナリンも出る」と、3万1746人の観衆を集めた試合を振り返った。
試合前には2008年~10年にFC東京を率いた、東京Vの城福浩監督にあいさつ。「敵になったけど、また会えてうれしい。ヴェルディがJ1に上がった時は、またダービーができるという格別な思いがでてきた」と再会を喜んだ。
さらに、自身が11~18年にイタリア1部インテルに所属していた経験を踏まえ「(東京ダービーを)もっと盛り上げたい。ミラノダービーもそうだし、(フランス1部マルセイユ在籍時の)パリ・サンジェルマンとのダービーもそうだけど、試合の1週間前ぐらいから街の雰囲気が変わることを体験してきた。東京という街に東京ダービーがあるという認知度を高めていきたい」と意気込んだ。