思わず背筋が凍った経験「顧客情報を一時紛失」「クレーマーが母親だった」

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先日、夜中にちょっと換気のために窓を開けたところ、外から「あはははははは」という笑い声が聞こえてドキッとした。よく見ると地面に酔っ払いが寝転んでいただけなので安心したが、時間的にも丑三つ時だったため、ちょっと幽霊か何かだったらどうしようかと、一瞬背筋が凍ってしまったものである。

背筋が凍る展開というのは日常のあらゆる場所に溢れている。今回は、こんな事例をいくつか紹介したい。(文:松本ミゾレ)

歯ブラシを間違えてカミソリを……

背筋が凍る思いをする事態はほかにも色々経験している。たとえば先日のこと。寝ぼけ眼で歯磨きをしようとしたらば、髭剃りを手にして刃に歯磨き粉を塗りつけていた。それに歯茎に当てて初めて気づいたときはゾッとしたね。もし一磨きでもしてたら、朝から歯茎が凄いことになっていたわけだし。

あと、燃えるゴミの日に収集車がいつもより早くやってきたので、慌てて外に出てゴミ袋を回収してもらったことがあるが、家に帰って気付くとズボンを履いていなかった。トランクス1枚で飛び出していたわけで、これも状況が状況なら不審者として通報されていたかもしれない。

それから、また髭剃りの話になるが、前に新しいローションを買ってきたので頬に馴染ませて髭剃りを走らせると、勢いが良過ぎて眼球ギリギリまで走らせてしまったこともある。
これも恐ろしかった。

眼球で言うと、彼女の飼っている猫に猫パンチをされて眼球を損傷し、出血したこともあった。この場合は背筋が凍るだけじゃなく、実際やられちゃったのでアウトなんだけど、とにかく失明しなくて良かったかな。

同じ猫に先日寄生虫予防薬をつけていたところ、首を振られて液が飛び、またまた眼球に直撃したこともある。激痛が走ったが冷水で洗い流して事なきを得た。

こういう感じで、今さらりと思い出しただけでも結構怖いことって経験していたものだと気付く。が、こんな話は所詮前座に過ぎない。次項では本題として、もっと多様な話をご紹介したい。

「料理中まな板に置いていた包丁が足ギリギリに落ちた時」

先日、ガールズちゃんねるに「【ジャンル問わず】背筋が凍った出来事を教えてください。」というトピックが立っていた。ここに実にさまざまな事例が寄せられている。面白い話も多いので、いくつか引用させていただきたい。

「顧客情報を一時紛失してしまった」
「雨の日夜中歩いてたら近くに雷が落ちた。ものすごい光と音で怖くて一瞬で全身に鳥肌が立った。あんな経験初めて」
「ズボン下ろしながら追いかけて来た男がいた」
「料理中まな板に置いていた包丁が足ギリギリに落ちた時」
「深夜カギをガチャガチャされた事。ドアスコープからみてたけどオッサンがなんか言ってたしヨダレ出てて怖かった」
「コールセンターで働いているのですが、ものすごい勢いで理不尽なクレーム言ってきた相手がうちの母親だった」

と、こういう具合に鳥肌が立つ話が色々と書き込まれていた。包丁が足元に……というのは話としてはベタだけど、やっぱりいつ想像しても各段に怖いよね。こういうのは実際足に刺さらないところが肝なんだろうなぁ、刺さっちゃうともう事故なので。ギリギリのラインを攻めている事例だから、古典なのにずっと怖い。

雷の話もある。話は逸れるけど、僕の死んだ祖父は子供の頃、田植え中に真横にいた友達に落雷が直撃して即死する様子を見ている。そのせいで、孫である僕が隣にいても、天候が崩れて雷が鳴ると明らかに警戒していたというか、怖がっていた。相当なトラウマだったんだろうなぁ。

……背筋が凍るような事態って、平和な日常の中でも結構多く遭遇するもの。みなさんも1つや2つ、そういった経験があるんじゃないだろうか。

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