十割そば味わって「かつら庵」17日に営業再開 二戸・浄法寺

新体制で営業を再開するかつら庵。地元食材を使ったメニューが堪能できる

 人手不足により休業していた二戸市浄法寺町の「かつら庵」は17日、十割そばを提供するお食事処(どころ)として営業を再開する。第三セクター・市ふるさと振興(代表取締役・藤原淳市長)が引き続き運営し、調理業務を事業者に委託する形に変更。地元食材を使ったメニューを新たに開発し、天台寺周辺の活性化を図る。

 同市似鳥の就労継続支援B型事業所「ポトラガーデン」の小軽米健太代表取締役(42)が「地域を盛り上げたい」という一心で業務を受託した。事業所の利用者だった1人を含む3人を新たに雇用し、調理と接客を担う。

 以前は手打ちだったが、新たに製麺機を導入して十割そば(880円)に切り替えた。地元産のリンゴやニンジンを使ったカレー(880円)と佐助豚の角煮丼(1280円)の三つを柱とする。ブレンドコーヒーやへっちょこ団子、南部美人の日本酒なども堪能できる。

 冬季休みとしていたが、今後は通年営業となる。ランチは午前11時~午後3時、カフェは午後2時半~同5時。火曜定休。問い合わせはかつら庵(0195.38.2125)へ。

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