大竹しのぶが「心はロンリー」に出演。“俳優・明石家さんま”の魅力は「たぶん皆さんが思っているより、かなり真剣」

大竹しのぶが、フジテレビ系で4月27日放送のフジテレビ開局65周年企画「心はロンリー 気持ちは『・・・』FINAL」(午後9:00)に出演。明石家さんまと27年ぶりにドラマでの共演を果たす。

「心はロンリー 気持ちは『・・・』」は、お笑い芸人としてのみならず、当時から俳優としても活躍していたさんまが、三宅恵介氏をはじめとするバラエティー「オレたちひょうきん族」(1981~89年)の制作スタッフ、後に「踊る大捜査線」シリーズや「教場」シリーズ(すべてフジテレビ系)などの脚本を手掛ける君塚良一氏のタッグで作り上げたコメディードラマだ。シリアスなドラマの中にたくさんのナンセンスギャグを散りばめた、遊び心満載の作品、お笑いファンを中心に多くの視聴者の間で評判を呼び、その後にシリーズ化された。2003年8月29日送の「心はロンリー 気持ちは『・・・』XI」まで、実に11本が制作される大ヒットシリーズが、通算12作目となる最新作をもって、ついに完結する。

前作から21年ぶりに復活を遂げる今回は、総合演出・三宅氏、脚本・君塚氏、ギャグ考案・大岩賞介氏、藤沢めぐみ氏、杉本高文(さんま)という盤石のスタッフ陣で届ける。恋愛ものからサスペンスまで、これまでさまざまなジャンルに挑んできたこのシリーズだが、今回は、心温まる人間ドラマを展開。主人公のベテラン刑事・轟木竜二(さんま)が定年を間近に控え、“最後の事件”に立ち向かい、轟木とその家族の物語が情感豊かにつづられていく。

大竹が「心はロンリー」シリーズに出演するのは、今作で4回目。毎回、意表を突く設定で登場して視聴者を驚かせてきたが、今回の「FINAL」では、一体どのような役を演じるのか。放送で明らかになる

出演が決定した際の心境を「さんまさんは本当に幸せだろうなと思った」と明かす大竹。印象に残ったことについて「やはり、(総合演出の)三宅さんとまた現場で出会えたことです。全く変わっていないところ、そしてさんまさんとのお二人の関係がすてきでした」と振り返る。

また、さんまとの芝居に関しては、「常に意識していたわけではありませんが(トークの場合は流れを意識しますが)、緊張感やテンションの高さは、ある程度意識しました。でも最終的な流れは、さんまさんに任せました」と述べ、“俳優・明石家さんま”の魅力を「たぶん皆さんが思っているより、かなり真剣です」と表した。

そして、「本当に分かる人にしか、見つけられた人にしか分からないギャグが、今回もたくさんあると思うので、クスッとした笑いや発見を楽しんでいただけたらと思います」と見どころを伝えている。

さんまと大竹の2人は、2014年7月の「FNS27時間テレビ」(フジテレビ系)内で放送されたスペシャルドラマ「俺たちに明日はある」に出演しているが、同作ではそれぞれ別のシーンに登場しているため、本格的なドラマ共演は、97年8月の「心はロンリー 気持ちは『・・・』Ⅹ」以来。三宅氏いわく「さんまさんの“ドキュメントドラマ”でもある」という「FINAL」で、2人がどのようなやりとりを繰り広げるのか注目だ。

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