上地結衣 わずか1ゲーム失っただけの女子ダブルス決勝快勝で6年ぶりシングルスVに弾み「日本の皆さんの前で優勝したい」飯塚国際車いすテニス大会

飯塚国際車いすテニス大会の女子ダブルス決勝で2大会連続優勝を飾り、笑顔を見せる上地結衣(写真右)とホタッツオ・モンジャネ=13日、福岡県飯塚市

◆第40回飯塚国際車いすテニス大会(13日、福岡県飯塚市)

女子ダブルス決勝は上地結衣、ホタッツオ・モンジャネ(南アフリカ)組が圧勝した。上地の緩急自在なショットがさえ、モンジャネも相手のミスを誘いながらチャンスを確実に決めた。第1セットは隙を見せずに6―0。第2セットも6―1で奪い、高室冴綺、アニーク・ファンクート(オランダ)のペアにわずか1ゲームしか与えなかった。

昨年に続くダブルス優勝に「良いコンビネーションができている」とモンジャネ。上地も「大会を追うごとにペアリングが良くなっている。この大会で優勝できたこともうれしいが、今後もペアを組む機会が多くなるので、プレーが良くなっている感覚がうれしかった」と笑顔を見せた。

14日は6年ぶり7度目の優勝が懸かる女子シングルス決勝が行われる。上地は「応援してくださる日本の皆さんの前で優勝したい」と決意を新たにした。(山崎清文)

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