第97回アカデミー賞、来年3月2日開催に 司会者まだ明かされず

第97回アカデミー賞は、2025年3月2日(現地時間)に開催されることになった。映画芸術科学アカデミーは、ハリウッド最大の夜が来年初めにロサンゼルスのドルビー・シアターに戻ってくることを決定。今年12月17日に部門が発表され、来年1月17日にノミネートが発表される予定だ。対象は2024年に全米公開された映画作品。

今年の式典では、原爆を題材にした『オッペンハイマー』が、『アメリカン・フィクション』『落下の解剖学』『バービー』『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』『マエストロ: その音楽と愛と』『パスト ライブス/再会』『哀れなるものたち』『関心領域』を抑え、ノミネート部門中、最も名誉ある作品賞を獲得し、合計7部門を受賞した。

クリストファー・ノーランが初の監督賞、キリアン・マーフィーが主演男優賞、ロバート・ダウニー・Jrが助演男優賞を受賞、技術部門でも優秀な成績を収め、撮影賞と編集賞、作曲賞の受賞を果たした。

また、『哀れなるものたち』のエマ・ストーンが主演女優賞、『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』のダヴァイン・ジョイ・ランドルフが助演女優賞を受賞した。

また、初の試みとして、4つの演技賞でジェニファー・ローレンス、ニコラス・ケイジ、ジェイミー・リー・カーティス、マシュー・マコノヒー、レジーナ・キング、ルピタ・ニョンゴ、ブレンダン・フレイザーなど過去の受賞者が登壇し、ノミネートされた俳優を称賛する姿があった。

歌曲賞の候補者は全員ステージを披露。ライアン・ゴズリングが『バービー』の挿入歌『アイム・ジャスト・ケン』を歌った際には、ガンズ・アンド・ローゼズのギタリスト、スラッシュがサプライズ出演して会場を沸かせた。同賞は、『バービー』のサウンドトラックであるビリー・アイリッシュの『ホワット・ワズ・アイ・メイド・フォー?』に渡った。

今年の式典はジミー・キンメルが司会を務めたが、来年の司会者はまだ明らかにされていない。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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