マスターズ99ラウンド目で自己ワースト“82” ウッズ「簡単なパットもたくさん外した」

タイガー・ウッズはムービングデーに大きく後退した(撮影/高藪望)

◇メジャー第1戦◇マスターズ 3日目(13日)◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)◇7555yd(パー72)

タイガー・ウッズがマスターズ99ラウンド目で自己ワーストとなる「82」をたたいた。これまでは2022年大会の決勝ラウンド2日間で記録した「78」だった。「ウォーミングアップから良くなくて、一日中続けてしまった。打ってはいけないと分かっている所ばかりに打ってしまったし、簡単なパットもたくさん外してしまった」と悔しがった。

メジャーでのワーストはアマチュアだった1995年「全米オープン」2日目の「85」。80台は2015年「全米オープン」初日の「80」以来3度目だった。

大会最多を更新する出場24大会連続の決勝ラウンド進出を決めて迎えたムービングデー。首位と7打差22位と上位も狙えるポジションからだったが、4番(パー3)で3パットボギーが先行した。ミドルパットを流し込んだ難関5番でバーディを奪っても、この日は流れを取り戻せない。

最終日はマスターズでの100ラウンド目となる(撮影/高藪望)

奥にわずかにこぼれた6番(パー3)はパターの寄せがショートして“3パット”。アプローチのミスが出た7番、比較的易しい8番(パー5)もティショットを大きく左へ曲げて立て続けにダブルボギーを喫した。「(原因が)メンタルだとは思わない。ただ、試合をあまりプレーしていなかっただけだ。ひっくり返すチャンスがあった時にそれができなかった」。フロントナインで記録した「42」も当地でのハーフ自己ワーストだった。

ツアー競技で4ラウンドを“完走”したのは昨年2月「ザ・ジェネシス招待」が最後。「チームが準備を整えてくれる。長い夜、長いウォーミングアップのセッションになるだろうけど、準備はできている」と話し、通算11オーバー52位からとなる100ラウンド目のプレーを見据えた。

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