三鉄とコラボ、限定御守配布 久慈琥珀博物館40周年

三陸鉄道と久慈琥珀博物館の「40周年コラボ記念限定こはく御守」

 久慈市小久慈町の久慈琥珀(こはく)博物館(新田久男館長)が今春、開館40周年を迎えた。20日からは、同じ節目を迎えた三陸鉄道(三鉄)との40周年記念コラボ企画「限定こはく御守(おまもり)」のプレゼントがスタートするほか、企画展「大こはく展」や、おなじみの琥珀発掘体験なども始まる。

 同博物館は、前身の琥珀資料館が1984年4月にオープンし、92年に「博物館」となった。国内最大の琥珀産出地をPRする施設で、県内外から多くの人が訪れている。

 コラボ企画では、博物館入館前日か当日に三鉄に乗車し、その切符や乗車を証明できるものか、三鉄車両を背景にした本人画像を入館時に提示すれば、こはく御守が進呈される。8月31まで。

 御守は直径1センチ、高さ3センチの小瓶に琥珀のかけらが詰まっている。滝沢利夫副館長は「琥珀は幸せを招く石、災いから身を守る“魔よけ”、旅行者が身に着ければ無事に帰宅できる―とのいわれがある」とPRする。

 大こはく展では同博物館の収蔵品の中から、虫入り、工芸品の各40点を展示予定。6月30日まで。琥珀採掘体験は11月末までの期間中に一日数回実施し、300グラムまでは持ち帰り可能。採掘道具は貸し出すが、手袋や長靴は持参となる。

 このほか、今月27日から10月14日までの日曜や大型連休、夏休み期間を中心に、期間限定の化石発掘体験イベントを開催。恐竜の化石が出た市内採掘場の土砂の塊を手で割りながら探す。手袋は持参。

 採掘、発掘体験の開催日、開始時間は久慈琥珀ホームページなどで確認する。博物館入館料(税込み)は小中学生200円、高校生以上500円。琥珀採掘体験、化石発掘体験の料金はそれぞれ小学生未満300円、小中学生1千円、高校生以上1500円。

 予約、問い合わせは久慈琥珀博物館=電話0194(59)3831=へ。【全文】

 

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