入館350万人達成 日立シビックセンター科学館 茨城

くす玉を割って祝う荒さん家族と吉成日出男副市長(右)=日立市幸町

茨城県日立市幸町の日立シビックセンター科学館・天球劇場「サクリエ」の入館者数が13日、350万人に達した。節目の入館者となった市内の小学1年、荒信乃介君(6)に、運営する日立市民科学文化財団理事長の吉成日出男副市長から記念品が贈られた。

科学館・天球劇場は1990年12月に開館し、34年目を迎える。2021年に全面リニューアルし、館内にはジャングルジムなど遊びながら科学を学べる体験型の展示物を中心に約100点が並ぶ。幅広い世代が楽しめる科学実験ショーも毎日開催している。

荒君は同日、妹のいち椛ちゃん(4)と両親の家族4人で来館。記念セレモニーでは吉成副市長とくす玉を割って節目を祝った。毎週のように訪れているという荒君は「うれしい。明るく光るプラネタリウムが好き」と喜んだ。記念品として、1年分の招待券と家庭用プラネタリウムが贈られた。

センターによると、23年度の入館者数は、コロナ禍の収束や、隣接地に商業施設「ヒタチエ」が開業したことなどにより、開館以来最高の約15万7千人に上った。吉成副市長は「ますます多くの方が来館し、楽しみながらさまざまな科学体験に触れてもらえるようサービス向上に努めていく」と語った。

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