【皐月賞】タイトルホルダーに似た血統のミスタージーティー 母系の勢いに乗ってGⅠ制覇だ

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桜花賞好走の母系の勢いに乗って

2024年4月14日に中山競馬場で行われる第84回皐月賞。「速い馬が勝つ」といわれるレースだが、スピード寄りの中距離血統が勝つこともあれば、長距離向きに近いスタミナ血統が勝つこともある。雨馬場になって時計や上がりがかかるようだと、スタミナに勝る馬が浮上する傾向にあるようだ。

中山競馬場は先週に雨馬場で使い込まれ、今週も週中に雨が降った。重馬場で行われた昨年は1、2着馬が菊花賞で2、3着だったように、欧州色の濃いスタミナ型馬が台頭。良馬場になったとしても力の要る馬場傾向になるとみて、菊花賞でも楽しめそうな馬をピックアップしてみる。

注目はドゥラメンテ産駒のミスタージーティー。種牡馬としてのドゥラメンテは皐月賞馬を送り出していないが、自身は2015年に異次元の末脚を使って勝っているし、2021年には産駒のタイトルホルダーが2着と好走した。そのタイトルホルダーはのちに菊花賞、そして天皇賞(春)を勝ち、一流のステイヤーへと育った。

ミスタージーティーもタイトルホルダーと同様、母系がSadler's Wells系×Never Bend系という配合。半兄サトノルークスも菊花賞2着馬。時計がかかればかかるほど戴冠に近づくだろう。また、姪にあたるアスコリピチェーノが先週、桜花賞で2着と好走。母系の勢いも魅力だ。



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