西武、連敗脱出へエース髙橋光成が今季初先発 先発初勝利挙げ波に乗るソフトバンク大津亮介と対決

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右肩の張りで出遅れた髙橋光成

西武の髙橋光成が今日のソフトバンク戦(ベルーナドーム)で今季初先発する。昨季まで3年連続開幕投手を務めた獅子のエースが、開幕から約2週間遅れで今季初の一軍マウンドに上がる。

3年連続で2ケタ勝利を継続中の右腕は、2月の春季キャンプ中に右肩の張りを訴え、二軍で調整を続けてきた。イースタン・リーグでは4試合に登板(3試合で先発)して1勝1敗、防御率1.20の成績。直近では7日のロッテ戦(浦和)に先発して2回24球を投げ、無安打無失点に抑えていた。そこから中6日で今日の登板を迎える。

ソフトバンク戦は昨季5試合に先発して、2勝1敗、防御率1.45と好相性。ただ、柳田悠岐を11打数2安打に抑えていた一方で、近藤健介には14打数5安打1本塁打と打たれていた。また、昨日の試合で2本の満塁弾を放った元同僚の山川穂高の一発も要警戒。極力ランナーがいない場面でこの2人との対戦を迎えたい。

チームは先週までソフトバンクと並び首位を走っていたが、今週に入り4連敗と急失速。エースの復帰をターニングポイントに、再び上昇気流に乗りたいところだ。

今季から先発転向した大津

一方、ソフトバンクの先発は大津亮介。ルーキーイヤ―の昨季は中継ぎで経験を積み、今季から先発に転向した右腕は、前回登板した4日ロッテ戦(PayPayドーム)でプロ初先発。6回108球を投げ、8安打1失点の粘投で今季初勝利をマークした。そこから中9日で敵地のマウンドに上がる。

西武戦には昨季中継ぎとして9試合に登板して、計8.1イニングを投げて無失点に抑えていた。4日のロッテ戦では藤岡裕大に本塁打を浴びるなど左打者に5安打を許した。西武も源田壮亮やコルデロなど上位打線には左打者が並ぶだけに、前回登板の反省を生かしたい。

スライダー、カーブ、チェンジアップなど七色の変化球を投げ分ける技巧派右腕が、今日も打者に的を絞らせないピッチングを披露し、自身先発2連勝を目指す。

その他の試合の予告先発は以下の通り。

【パ・リーグ】
楽天・藤井聖-ロッテ・佐々木朗希(楽天モバイル)
オリックス・L.カスティーヨ-日本ハム・根本悠楓(京セラD大阪)

【セ・リーグ】
巨人・高橋礼-広島・T.ハッチ(東京ドーム)
DeNA・大貫晋一-ヤクルト・M.ヤフーレ(横浜)
中日・梅津晃大-阪神・才木浩人(バンテリンドーム)



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