東京の公道を疾走するフォーミュラカーを撮った! 日本初開催のフォーミュラE東京大会を写真でレポート

By CAPA編集部

2024年3月30日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で、モータースポーツファン、流し撮りファンが注目のレースイベント「Tokyo E-Prix」が開催されました。

日本初開催となる電動フォーミュラカーで争われるフォーミュラEシリーズ「ABB FIAフォーミュラE世界選手権2023 / 2024年シーズン第5戦」。東京ビッグサイトを取り囲むように設置された特設市街地サーキットを舞台に、電気自動車を使用しての初めての公道世界選手権レースということで、レースファンだけではない、さまざまなジャンルから大きな注目を集めたイベントとなりました。

サーキットではおなじみのエンジンの爆音はなく、各マシンは「ヒュ~ン♬、キューン♪」といった感じのモーター音を鳴り響かせながら強烈な加速で走り過ぎていきます。アタックモード(一時的にマシンの出力を高められる)や回生ブレーキシステムなど「電力エネルギーをいかにうまく使いこなすか」がカギになる21世紀の電気自動車レースならではの注目点がたくさんあり、F1やMotoGPをはじめとする伝統的レースとは違った見どころにあふれています。

↑マシンやドライバーには負担が大きかったジャンピングスポット。ただ、マシンが大きく浮き上がると観客席からは大きな歓声が。
↑ウォールのギリギリを攻める各マシン。サーキットのコーナーと違い緊張感が増すのは市街地レースならでは。

フォーミュラEのマシン音をチェック!

午前に行われた予選では、各グループセッションの上位4台がガチンコの対戦方式で争われるフォーミュラEならではの“デュエル予選”が行われました。最後の予選“ファイナル”では、22号車のニッサン・フォーミュラEチームのオリバー・ローランド選手が、マキシミリアン・ギュンター選手を下し、ニッサンチームが母国でポールポジションを獲得。午後の決勝に向けて、会場は大いに盛り上がりました。

↑ボディやヘルメットにも桜をあしらったニッサンのマシン。
↑予選と決勝レースの間には、ピットレーンで選手のサイン会も行われました。

決勝レースの結果は、マキシミリアン・ギュンター選手(マセラティMSGレーシング)が初優勝を飾り。2位には地元ニッサンのオリバー・ローランド選手(ニッサン・フォーミュラEチーム)、3位にはジェイク・デニス選手(アンドレッティ・フォーミュラE)の3人が表彰台を獲得しました。

表彰式セレモニーは、東京ビッグサイト内に開設されたファンビレッジ(なんと入場無料でパブリックビューングや体験イベントもいっぱい!)で開催。これらレース周辺のプログラム設定にも新しい試みにあふれたイベントでした。

【モータースポーツファンからかファミリーまで楽しめたファンビレッジの様子】

もちろん、多くの流し撮りファンも東京ビッグサイト特設サーキットに集い、電動フォーミュラマシンの初撮影を楽しんでいました。しかし、特設サーキットの観客スタンドからの撮影は、安全性の高いフェンスに視界を阻まれ、なかなかクリアにマシンをフレーミングするのは苦しそうな感じ。フリー入場のエリアからは、市街地サーキットだけにコースと歩道の高低差もなく、カメラホールも小さいのでサービスロードの外から狙うのも難しそうでした。

さて、百戦錬磨の流し撮りファンたちは、日本初開催の市街地特設サーキットでファインダーに映るフェンスとの折り合いをどのように解決したのでしょうか? CAPA「流し撮りGP」で初のフォーミュラE作品が見られる日が楽しみです。

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