4連敗中の西武、ブルペン陣をてこ入れ 若手2人抹消、新加入左腕ヤンと田村伊知郎が昇格 14日先発の高橋光成も登録

西武・ヤン

◆西武―ソフトバンク(14日、ベルーナドーム)

4連敗中の西武がブルペン陣をてこ入れした。豆田泰志投手(21)とドラフト7位ルーキーの糸川亮太投手(25)の出場選手登録を抹消。新加入左腕のヤン投手(27)と、右腕の田村伊知郎投手(29)を新たに登録した。

豆田は昨季16試合に登板して防御率0・59と好成績を残したが、今季は持ち味の直球を打たれる場面が多く、5試合で防御率13・50。13日のソフトバンクでは山川に満塁本塁打を浴びるなど不振が続いていた。糸川は開幕3戦目の3月31日楽天戦で延長11回にプロ初登板し、1失点してサヨナラ負け。その後2試合は無失点に抑えたが、本来の球威と制球力を出し切れておらず、再調整となった。

最速159キロのヤンは開幕1軍に名を連ねていたが、3月29日の開幕戦当日に体調不良で抹消された。「NPB感染症特例」を適用したため10日間を待たずに再登録できたが、慎重に調整。イースタン・リーグで2試合登板し、この日の復帰となった。

田村は昨季24試合に登板して自己最多の6ホールドをマークするなど防御率1・52と安定。今季はオープン戦で3試合に登板して防御率9・00と精彩を欠き、2軍スタートとなったが、イースタン・リーグで登板4試合を無失点に抑えていた。

西武はこの日今季初先発する高橋光成投手(27)も出場選手登録した。

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