能登地震被災地に関心を 支援活動の「ちょんまげ隊長」宇和島で報告会

被災地の現状や支援への思いを語る角田さん

 能登半島地震の被災地で支援活動を続けているサッカー日本代表の名物サポーター「ちょんまげ隊長ツンさん」こと角田寛和さん(61)=千葉県柏市=の報告会が12日、愛媛県宇和島市であった。角田さんは甚大な被害があった石川県の奥能登地域の子どもたちとの交流などを紹介し、被災地へ関心を持ち続けることの大切さを説いた。

 西日本豪雨災害のボランティア活動で角田さんが同市を訪れた時から交流があるNPO法人「U.grandma Japan」(うわじまグランマ)が開いた。同法人は1月、市内の道の駅で中高生らと協力して集めた寄付金の一部を角田さんに託していた。

 会場の同市桝形町2丁目の同法人の倉庫で、角田さんは映像を交えながら現地での活動を紹介。発災から100日が経過した現在も一部で断水が続き、温かい食事を取れていない子どもが多いと説明した。

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