今永昇太2勝目、防御率0.00維持! 112年間でMLB最高のデビュー 鈴木誠也が決勝3号、日本人投打の活躍

マリナーズ戦で先発したカブスの今永昇太【写真:ロイター】

敵地マリナーズ戦、今永は6回途中1失点

米大リーグ、カブスの今永昇太投手は13日(日本時間14日)、シアトルで行われたマリナーズ戦で今季3度目の先発マウンドに立ち、5回1/3を投げて5安打1失点、4三振2四球で今季2勝目をマークした。大リーグデビューから通算12イニング目で初失点を喫したものの、失策がからんでおり防御率は依然0.00。鈴木誠也外野手の決勝3号ソロも飛び出し、日本人選手の投打の活躍でカブスが4-1で勝利した。

今永は初回、クロフォードを中飛、ロドリゲスを二ゴロ、フランスを見逃し三振に仕留める上々の立ち上がり。1点の援護を得て迎えた2回は一塁手の失策で生かした走者を、2死後にウリアスの適時二塁打で生還させたものの、自責点にはならなかった。

カブスは1-1の同点で迎えた3回、鈴木が相手先発ハンコックが投じた低めのスライダーを左翼席へ。これが決勝の3号勝ち越しソロとなった。打球速度100.3マイル(約161.4キロ)、飛距離383フィート(約116.7メートル)。8戦ぶりの一発で今永を援護した。

今永は2-1の6回、2つの四球を与えて1死二、三塁のピンチを招いて降板。2番手のマーク・ライターJr.が後続を抑え、カブスはその後もリードを譲らなかった。今永は大リーグデビューした1日(同2日)のロッキーズ戦が6回を2安打無失点、7日(同8日)のドジャース戦も4回を2安打無失点。この試合でデビュー以来の連続イニング無失点は「11」で途切れたものの、未だ防御率は0.00となっている。

MLBのサラ・ラングス記者のX(旧ツイッター)では、1913年に両リーグで自責点が公式になって以来、メジャーデビューから最初の3試合で「投球回数4以上、自責点0」という条件で、今永がメジャー112年間の最高の一人となったことが伝えられた。他には2023年のアンドリュー・アボット、2021年のルイス・ヒール、1915年のベルニエ・ボーランドがおり、今永が4人目になった。

THE ANSWER編集部

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