カルチャー講座紹介「西洋美術への旅」

名画について解説する岡村さん(奥)

 大塚国際美術館理事の岡村修二さんが講師を務める。毎回テーマを変えながら、名画の解説だけでなく、時代背景や画家の人生などを紹介する。

 3月のテーマは「絵画の中の美男、美女」。ベルギーのヴァン・ダイクの自画像、イタリアのラファエッロの「ヴェールの女」など名画に描かれた男性6人、女性9人を紹介。ドイツのホルバインの「エラスムスの肖像」では、神学者のエラスムスが1511年に刊行した「愚神礼賛」に触れ「王侯貴族や聖職者ら権威者らを批判し、宗教改革を進めたマルティン・ルターに影響を与えた」と説明した。

 岡村さんは「少しでも知識があると、絵の見方が変わってくる。一緒に勉強し、教養を深める機会にしたい」と話している。

講座の日時・問い合わせ先

 ◆徳島新聞カルチャーセンター徳島本校=第4月曜10時半~12時。(電)088(611)3355。

 ※途中入会、体験、見学可。

© 一般社団法人徳島新聞社