弁護士が水原一平容疑者の事件解説 ネット民が議論できるのは「米国は証拠公開されているから」

水原一平容疑者

元俳優・新井浩文の強制性交事件の裁判で、新井の弁護人を務めた趙誠峰弁護士が13日、X(旧ツイッター)を更新し、ドジャースの大谷翔平投手の元通訳・水原一平容疑者の違法賭博事件について専門家ならではの見解を示した。

趙弁護士は「水原一平さんの報道、ツイートが加熱しているが、みんなが証拠の内容を知って、それに即してあーでもない、こーでもないと言えるのはアメリカの手続においてそれらが公開されているからです」とアメリカの刑事手続きを紹介。「日本ではすべて秘密にされます。証拠も『目的外使用禁止』などというルールで市民の目に触れません」と日本の刑事手続きを解説した。

これは反響を呼び、26万回表示(14日午後1時時点)されている。

ネットユーザーからは「あれだけ公開されてたら『大谷翔平何も関係なかったね』を誰でも確認できるね」「憶測を産ませないんだよな」と賛同する意見が寄せられた。

反対に「うーむ日本の裁判で、本当に今回のレベルで証拠を『公開』しちゃっうのが最善なのかな?『あーでもないこーでもないと言える』のは楽しいかもだが『善』であるかな?」と疑問視する意見もある。

趙弁護士は主に刑事事件の弁護を担当しており、無罪判決も得ている。

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