「皆さんに応援してもらえるかたちで研究を」放影研が被爆の遺伝的影響調査へ

被爆の遺伝的影響を調べるゲノム解析について説明する市民公開講座が13日、開催されました。

講座には被爆2世などおよそ200人が参加、放影研や広大病院が遺伝子変異の割合などを説明しました。

参加者
「2世に寄り添ってもらえたなということではありがたかったと思うんですが、なんせ、お話自体が難しい」

放影研は、被爆2世580人と両親の血液をゲノム解析し、遺伝的影響を調査する計画で、市民の合意が得られ次第、始めたいとしています。

放射線影響研究所 分子遺伝学研究室 内村有邦 室長
「何らかの差別みたいなことにつながってしまうかもしれない、そういう社会的影響を見極めた上でみなさんに応援してもらえる形で研究したい」

公開講座は、来週、長崎市でも開催される予定です。

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