被災地支援×防災啓発 「今できること」考える モアーズで慈善イベント 横須賀市

昨年開催されたマルシェの様子

日の出町で食品や日用品の量り売り店を運営する「地球もわたしも元気になる合同会社」(代表=神馬彩夏)は4月19日(金)・20日(土)の両日、横須賀モアーズシティでマルシェ「チャリティエコルシェinモアーズシティ」を開催する。共催は湘南菱油(株)と(株)三浦観光バス。

フードロスの削減やゼロウェイスト(ごみを出さないこと)をテーマに、1階広場に15ブースが出店。三浦半島の野菜や焼き菓子、パンのほか、環境に配慮して作られた雑貨や日用品が並ぶ。両日の売り上げのうち10%が、能登半島地震の被災地支援に充てられる。

災害への備え学ぶ

同館8階レストラン街のパティオでは、三浦半島での災害発生を想定し、個人ができる対策について考える「よこすか防災フェア」も同時開催される。市民団体による救命講習や非常食の試食ブースが展開されるほか、19日午後1時からは、能登半島へ被災地支援で派遣された横須賀市危機管理課の職員と神馬さんのトークセッションも行われる。

また、20日には1階搬入口で横須賀市消防局の協力のもと、消防車両等の展示も実施。最新のVR技術を応用した起震車内では、立体映像と揺れ・風圧・熱などの演出で災害の疑似体験ができる。

神馬さんは「災害発生時、すぐに助けが来るとも限らない。自分にできることは何か、考える機会を提供したい」と取り組みの意図を話す。

マルシェは午前10時から午後7時、防災フェアは午前10時30分から午後5時まで。入場無料。

© 株式会社タウンニュース社