介護のICT、制度を紹介 WECやまがた・冊子、5年ぶり改訂

介護の仕事の魅力やキャリアパスなどをまとめた「となりのかいご」

 県内の介護雇用対策関係団体でつくる「WECやまがた」は、介護の仕事の魅力やキャリアパスなどをまとめた冊子「介護を仕事にしたい人を応援する本 となりのかいご」を5年ぶりに改訂した。ICT(情報通信技術)導入によって働き手の負担を軽減する取り組みや、各種制度改正の紹介などを盛り込んだ。

 A5判31ページで、介護の仕事をイメージしやすいように写真やイラストを多く盛り込んだ。ロボットの導入によって利用者と職員の双方が心と体の負担を緩和している事例や、若手職員が活躍する姿、介護施設の種類や職種、資格取得によるステップアップの道筋なども紹介している。

 WECやまがたは▽山形労働局▽ハローワークやまがた▽県福祉人材センター▽介護労働安定センター山形支部▽県ナースセンター▽県高齢者支援課―の各機関で構成する。各機関の担当者レベルで連絡会議を毎月開き、介護施設の人材確保や求職者への情報提供などの支援を行う。冊子は県内ハローワークなどに置くほか、高校や大学への配布も計画する。問い合わせは山形労働局職業安定課023(626)6109。

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