4ユニット参加の「アイドルマスター SideM」3Dライブ第3弾が開催!Beit&神速一魂へフォーカスした「SPIRIT'S WAY」をレポート

「F@NTASTIC COMBINATION LIVE」は、315プロダクションのアイドルたちによるユニット合同ライブだ。ユニットそれぞれの個性や魅力にあふれたパフォーマンスや、ここでしか見られないユニット同士のコンビネーションを届けていく。

本公演にはBeit、神速一魂、W、THE 虎牙道の4ユニットが出演。「HEARTMAKER!!!!」をテーマに、セットリストや演出が異なるBeitと神速一魂が当番の「SPIRIT'S WAY」、WとTHE 虎牙道が当番の「BELIEVER'S MATCH」の2公演で展開している。

また、本公演は配信も実施され、アーカイブ視聴期間は4月15日18時から5月13日23時59分まで(販売は5月13日12時まで)を予定。通常の配信+バックステージ映像のほか、315プロダクションエピソードが楽しめる配信ストーリーセットも用意されていている。オプションとしてアイドル達のパフォーマンスやMCの全貌を見られる定点映像も購入できるので、好みに合わせて選択しよう。

さっそく影ナレからアイドルたちのやりとりに大きな悲鳴も上がり、各ユニットが火花を散らすようなオーバーチュアからBeitの「スマイル・エンゲージ」でライブがスタート。セットリストに含まれるとは予想しつつも、開演直後の1曲目とは思わず不意を突かれたファンも多かったのでは。笑顔やウィンクがまぶしい中、続いては神速一魂が「バーニン・クールで輝いて」を披露。炎も背負いながら互いの拳を合わせ、ファンのコールを大いに煽っていく。

さらにTHE 虎牙道が勝気な表情で「強く尊き獣たち」を歌い、それぞれの前職を感じるアクションも。Wの「VICTORY BELIEVER」ではステージからアイドルの蹴ったボールが実際に飛んでくる仕掛けでファンの度肝を抜き、誰よりも息の合ったダンスを見せるからこそソロパートの個性が際立っていた。とくに今回は揺れる小物などを身に着けたアイドルも多く、衣装へのこだわりがより細部まで感じられたのもポイントだ。

ここで各ユニットのインスト曲に合わせた迫力のダンスパートから、全員集合で「Beyond The Dream」へ。まるでライブのクライマックスのように感じられる流れだったが、ここまでが開始から約30分の出来事となる。怒涛のセットに圧倒され、次のMCパートで自己紹介をするアイドルを前にして「あ、まだまだ序盤だった」と思ったくらいだ。

トークでは、ついファンと同じ目線でアイドルたちへの感想を熱弁してしまう渡辺みのりに、鷹城恭二や黒野玄武が何度も「落ち着いて」「まだ序盤」とやんわり伝える場面も。Wの2人がこれまで行われたライブを配信で見ていたと話題を振った際も、やはりファンと同じ熱量で語り始めてしまうのだった。それが原因で大河タケルと牙崎 漣が言い合いになったシーンもあったが、大河タケルの正直すぎる一言にファンは笑いを堪えきれない様子だった。

改めてアイドルとファンが「スタート!!」とコールし、ライブはさらにヒートアップ。紅井朱雀がソロ曲「漢一貫ロックン・ロール」で華麗なバク宙を決めれば、黒野玄武はアップテンポな曲調の「威風堂々と」でクールなダンスに大きな反りも披露する。その勢いのまま、神速一魂の2人が歌ったのは、Beitの「想いはETERNITY」。前に向かって進んでいく歌詞の雰囲気が神速一魂の2人にもよく似合い、ダンスや拳を突き合わせる仕草で絆の強さもアピールする。

Beitもソロ曲を届けていき、鷹城恭二は足先まで美しい優雅なダンスで「Flying Hawk」、ピエールはカエールと一緒に「魔法のステアー」でぴょこぴょことしたジャンプを披露。渡辺みのりは背中に花束を隠しながら登場し、ファンへ捧げるような仕草に悲鳴が巻き起こった「Cherish BOUQUET」を歌い上げた。

そんな3人から飛び出したのは、神速一魂の「喜怒哀楽万国共通-Burn it up!-」。Beitらしい優美さにキリっとしたクールな表情も加わり、ファンの熱いコールも重なっていく。何故かメンチ切りが似合いすぎるアイドルもいたのは想像に難くないだろうが、それは後のMCパートでもしっかり触れられていた。

ステージ上にはBeitと神速一魂が揃い、練習ではお互いの曲について相談したり、アドバイスを受けたりしたと話していく。方向性が大きく異なるユニット同士のため苦労もあったが、自分たちらしく歌いきれたと満足気だ。もっとほかの曲も歌ってほしいという話題では、Beit側から相手への情熱的な歌詞が特徴的な「マイドラマティックヒロイン」が挙げられ、ファンからも大歓声が上がる。黒野玄武は紅井朱雀のために勘弁してあげてほしいと言うが、紅井朱雀はファンのためならとやる気を見せる。鷹城恭二も照れくささはあるが、ファンが喜んでくれるからステージでは堂々といられると話していた。

ライブ後半は、体が自然と動いてしまうWの「VIVA!!ファミリーリズム」、THE 虎牙道の力強さに溢れる「K.now O.nly」で始まる。両ユニットが歌う「vs.BELIEVERS」は曲の中でも互いに一歩も譲らないイメージで、一体感がありつつも、まとまるのではなく個性をぶつけあっていたのが印象的だった。トークでは一触即発状態になる大河タケルと牙崎 漣に対し、蒼井悠介&享介が円城寺道流の真似をして場を和ませる。ここでは披露されなかったが交換した楽曲への苦労も語り合い、自分たちらしさやリスペクトを込めたと話していた。

ここからは背景のあるステージに変化し、奥行きが一気に広がった中でのパフォーマンスに進化。ド派手に煌めく神速一魂の「オレたちの最強伝説~一世一代、破羅駄威棲!~」、馬車や夜空を引き連れたBeitの「TOMORROW DIAMOND」は、配信ならではの演出もあったので現地で応援したファンにもぜひ見てほしい。悲鳴が飛び交う大興奮の中、そのまま間髪入れずに両ユニットが歌う「ONE LIFE」へ。ラップも含めたクールさや、上品かつパワフルなダンスが困難に立ち向かう勇気をくれる曲に仕上がっていた。

アンコールの歓声にステージ裏から応えたあとは、始まりの曲「DRIVE A LIVE」でライブは終了。最後にちょっとした可愛いトラブルやサプライズもありつつ、不屈の精神を掲げた「SPIRIT'S WAY」は幕を閉じた。

早くも10月23日に「315 Production presents F@NTASTIC COMBINATION LIVE~HEARTMAKER!!!!~」のLIVE Blu-rayが発売決定し、本編映像のほかリハーサル映像やバックステージ映像も収録。アソビストア特装版では担当カメラ映像を収録した特典Discが付属する。

Beit&神速一魂と、W&THE 虎牙道の合同曲とカバー曲を収録したCD「THE IDOLM@STER SideM F@NTASTIC COMBINATION~HEARTMAKER!!!!~-SPIRIT'SWAY-」「THE IDOLM@STER SideM F@NTASTIC COMBINATION~HEARTMAKER!!!!~-BELIEVER'S MATCH-」も8月7日に発売される。詳細は公式ポータルサイトやアソビストア、ランティスHPなどで確認してほしい。

■「315 Production presents F@NTASTIC COMBINATION LIVE~HEARTMAKER!!!!~SPIRIT'S WAY」セットリスト

01.スマイル・エンゲージ/Beit
02.バーニン・クールで輝いて/神速一魂
03.強く尊き獣たち/THE 虎牙道
04.VICTORY BELIEVER/W
05.Beyond The Dream/全員
06.漢一貫ロックン・ロール/紅井朱雀
07.威風堂々と/黒野玄武
08.想いはETERNITY/神速一魂
09.Flying Hawk/鷹城恭二
10.魔法のステアー/ピエール
11.Cherish BOUQUET/渡辺みのり
12.喜怒哀楽万国共通-Burn it up!-/Beit
13.VIVA!!ファミリーリズム/W
14.K.now O.nly/THE 虎牙道
15.vs.BELIEVERS/W&THE 虎牙道
16.オレたちの最強伝説~一世一代、破羅駄威棲!~/神速一魂
17.TOMORROW DIAMOND/Beit
18.ONE LIFE/Beit&神速一魂
19.DRIVE A LIVE/全員

THE IDOLM@STER(TM)& (C)Bandai Namco Entertainment Inc.


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