山川穂高、2打席連続満塁弾で西武ファンに痛烈な “お返し”…ホリエモンは「ブーイングとかクソのやること」一刀両断

スタンドに向かって「どすこい!」

4月12日、ソフトバンクへのFA移籍後、初となる古巣ベルーナドームでの西武戦で、打席に入るたびに西武ファンから、球場が割れんばかりの大ブーイングを浴びた山川穂高。

西武ファンの山川への反発感情はいまだに強いことが明らかになったが、西武の古賀悠人捕手がファンに向けてブーイングの自粛をお願いするようなコメントを出したこともあってか、翌13日の第2戦では打席でのブーイングは起こらず。

そんななか、山川は6回と8回に2打席連続満塁ホームランという離れ業をやってのけ、西武ファンに痛烈なお返しをくらわせた。

1試合2本の満塁ホームランはプロ野球史上3人め。2打席連続は2006年、巨人の二岡智宏以来、プロ野球史上2人めで、パ・リーグでは史上初だ。

「この日は、打席でのブーイングこそ起こりませんでしたが、6回、左中間に満塁弾を放ち、ベンチ前に帰ってきた山川がスタンドに向かって思い切り『どすこい』ポーズを披露すると、西武ファンから一斉に大ブーイングが湧き起こりました。

そのせいか、2本めを打ってベンチに帰ってきたときは、かなり控えめに『どすこい』のアクションを取るだけでした」(スポーツ紙記者)

西武ファンを黙らせるかのような山川の2打席連続満塁弾に、Xには、

《ブーイングに対してのアンサーが強すぎ笑》

《看板選手のFAを裏切りと捉えファンが特大ブーイングするなか、古巣西武相手に2打席連続満塁弾打っちゃう山川はさすがの実力且つ強心臓だし、エンタメとしては最高に面白い》

などの声が複数あがった。また、ニュースサイトのコメント欄には、

《現地観戦したライオンズファンです。山川選手へのブーイング、今日はなくてよかったと思っていたら満塁ホームランで悔しかったのか、激しいブーイングの嵐が。私も1本目は悔しい!と思いましたが(自分はブーイングしない)、2本目はさすが!としか。それでも周りは再びブーイングの嵐》

といった現地観戦組の声や、

《山川にブーイングしたところで、効いてるどころかむしろ逆に気持ちに火を付けて危険になるだけだって、西武ファンはよく解ったことだろう》

《今日のドスコイみて、逆にこれで心置きなくブーイングできるような気もする。ドスコイVSブーイングってことで、お互い様。名物として明るくやれば楽しいかも。》

など、様々な意見があがった。山川へのブーイングについては、ホリエモンこと堀江貴文氏も否定的な声をあげている。堀江氏は4月13日、自身のXで、山川へのブーイング行為を否定したあるユーザーのポストを引用しつつ、

《性加害疑惑で書類送検されて不起訴になりFAでSBに移籍したけど挨拶がないから怒ってるとか言ってる奴いたけど、そもそも合理的疑いのある被害届出されたら受理せざるを得ず捜査して検察に引き渡すルールなんだよ。それで不起訴になったんだからシロだろ。それを錦の御旗にブーイングとかクソのやることだな》

とポスト。その3分後にも、

《そもそも起訴もされてない段階で一軍登録抹消して飼い殺した西武のフロントもチキンというか卑怯だよな。どうせ山川穂高がFAしてSBに行くのわかってたのに、わざと試合に出させてないわけよ。そんな球団だから愛想尽かされんだよ。そんな球団信じてブーイングしてる奴らもある意味可哀想だわな》

と、続けて投稿。その後も、《しかも今日2本もホームラン打ってんのにヒーローインタビュー無かったらしいね。マジひどいな》などと、引用リポストを繰り返した。

当の山川は、どすこいポーズを披露したことに対して「スポニチ」の取材に、柳田や甲斐らチームメイトから「ホームラン打ったらやってね」と言われているとしながら、「どうしようかなというのはあるけど、盛り上がる一つの方法ですし、チームのみんなの思いはあります。2本目は本当に迷いましたけど小さめで。やらなかったらまた、やらなかったというのもあると思う。打ったらやるもんだというところでいいのかなと思います」とコメントした。

本日、14日の第3戦では何が起こるか――。

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