地震ではぐれたペットを保護 石川県に動物愛護センター開設

「いしかわ動物愛護センター」で保護された猫の世話をする飼育員=14日午前、石川県津幡町

 石川県は14日、能登半島地震の被災地で飼い主とはぐれたり、自宅の被災で飼育できなくなったりしたペットの保護や譲渡を進めるため、同県津幡町に「いしかわ動物愛護センター」を設置し、開所式を開いた。馳浩知事は「被災地のペットなどの保護に取り組む拠点として力を入れていく」とあいさつした。

 県によると、被災に伴う引っ越しや仮設住宅入居のため、飼育が難しくなるなどした犬と猫の計約30匹を現在センターが保護している。専属の獣医師や飼育員がおり、手術室やトリミングをするための部屋を設けた。引き取りを希望する場合、実際に触れ合って相性を確認し、同センターと相談して決める。

「いしかわ動物愛護センター」で保護されている猫の紹介をする石川県職員=14日午後、石川県津幡町

© 一般社団法人共同通信社