今季初登板の西武のエース高橋光成、6回4失点で降板 拙守に泣き連敗の流れ止められず…

今季初先発で6回4失点だった西武・高橋(撮影・冨永豊)

◆西武―ソフトバンク(14日、ベルーナドーム)

右肩の張りで調整が遅れていた西武の高橋光成投手(27)が今季初先発し、6回4失点で降板した。

3回に先頭の牧原大に中前打を許すと、2死三塁から柳田の右前打で先制された。その後も走者を出しながら踏ん張っていたが、6回2死一、二塁から牧原大の左翼への当たりに対し、ダイビングキャッチを試みた左翼コルデロが後逸。記録は三塁打となったが拙守が響いて2点追加されると、周東の内野安打でさらに1点加えられた。球数111球に達した高橋は6回を終え、4点ビハインドの時点で降板した。7回は今季初昇格の田村伊知郎がマウンドに上がった。

3年連続2桁勝利を挙げているエースは、春季キャンプ中の2月中旬、右肩に張りを訴えて調整が遅れた。イースタン・リーグで4試合登板し、15イニングを防御率1・20に抑えて調子を上げていた。「試合を支配するような気持ちで投げる試合を増やしたい」と決意を込めてマウンドに上がり、5回に元チームメートの山川から見逃し三振を奪った際にはマウンドでほえたが、4連敗中の嫌な流れは振り払えなかった。

© 株式会社西日本新聞社