石川啄木をしのび古里思う 盛岡・渋民で法要

石川啄木の遺影に手を合わせる参列者

 盛岡市渋民出身の歌人石川啄木(1886~1912年)の第113回啄木忌法要(実行委主催)は命日の13日、同市渋民の宝徳寺(遊座芳匡(ほうきょう)住職)で営まれた。

 関係者や地元住民ら約80人が参列。福田稔実行委員長(81)が「啄木の歌や言葉から古里への思いを感じ取っていただき、心豊かな地域づくりの契機となることを祈念する」とあいさつした。参列者は焼香し、遺影に向かってゆっくりと手を合わせた。

 実行委は6月1日、同市渋民の姫神ホールで啄木祭を開催する。声優桑島法子さんのトークショーや渋民小鼓笛隊の演奏、渋民中の群読劇などを予定する。

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