能ヶ谷の住宅街。古民家がひっそりと木に囲まれ佇んでいる――。築１５０年の民家からなるレンタルスペース「みんなの古民家」＝写真＝だ。昨年から、撮影や集いの場として貸し出され、先日、新たにカフェとしても活用され始めた。
明治初期に農業で生計を立てていた石川家が暮らしていた古民家で、「自然との暮らし」を大切にする家族の意向で現在までその姿を残してきた。
ただ、老朽化が進み、茅葺屋根が雨漏りしてしまったことから、「この家の存続を考え、レンタルを始めた」と運営にあたる石川健さん。「古い場所ではあるが、毎年新しい体験ができるスポットになればと考えている。昔の生活がそのまま残っている場所です」と話す。
そして、先日には「緑豊かで歴史溢れる場所を五感で味わってほしい」とカフェスペースを設け、訪れる人たちを迎えるようにした。「古き良き雰囲気を味わいながら、特別な時間を過ごしていただければ」
「みんなの古民家」の利用についてはＨＰなどで（「みんなの古民家カフェ」と検索／カフェは毎週火曜日にオープン※４月23日は休業）。
