丹波篠山市議選25人が立候補 女性は7人で過去最多 定数18、21日投開票

丹波篠山市役所=丹波篠山市北新町

 任期満了に伴う丹波篠山市議選(定数18)が14日告示された。2020年の前回選挙より2人多い25人が立候補した。4年前は新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言下で、個人演説会を自粛するなど異例の選挙戦。今回は制限なしに、各陣営は地域活性化や子育て支援拡充など、市政の課題をめぐり論戦を繰り広げる。投開票は21日。(堀井正純)

 立候補したのは、現職13人、新人12人。党派別では日本維新の会2人、公明党2人、日本共産党2人、無所属19人。また女性は、市の発足後最多となる7人が立候補。これまで女性は4人当選が最多だったが、市議会の女性比率が高まるかも注目される。

 多くの陣営は午前8時半までに市民センター(同市黒岡)を訪れ、届け出順を決めるくじ引きの後、立候補の手続きを済ませた。各候補者は、出陣式などに臨み、市内各地を選挙カーで巡って支持を訴えた。

 丹波篠山市は、黒大豆など農産物で名高く、京阪神から近い観光地として近年関心を集めているものの、少子高齢化や人口減少は深刻な課題。限られた財源で、いかにまちを守り、未来へつなげていくか、市議には市政を監視する高い資質が求められる。

 期日前投票は15~20日。市役所本庁舎(午前8時半~午後8時)と城東、多紀、西紀、丹南、今田の各支所(午前8時半~午後5時)、JR篠山口駅東口(午後6~8時)で行われる。

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