最下位・鳥栖が6戦未勝利「厳しい状態が続くなかで申し訳ない」 監督もサポーターへ謝罪

鳥栖は後半アディショナルタイムの失点で惜敗【写真:徳原隆元】

川井監督が試合後にコメント

サガン鳥栖は4月14日、J1リーグ第8節のガンバ大阪戦で1-2と敗れた。後半アディショナルタイムの失点で勝ち越しを許した展開となったが、川井健太監督はファン・サポーターへ「厳しい状態が続くなかで申し訳ない」と謝罪した。

G大阪のホームに乗り込んだ鳥栖は、FW宇佐美貴史を中心に攻撃を展開する相手に苦戦。それでも前半41分、ロングスローの流れからMF長沼洋一のゴールで鳥栖が先制する。押し込まれる展開で先手を取ったアウェーチームだったが、同アディショナルタイムの失点でG大阪に追い付かれてしまう。

後半に入ってもG大阪ペースは変わらず。懸命な守備で防いでいた鳥栖だったが、後半11分にDOGSO(通称ドグソ/Denying an Obvious Goal-Scoring Opportunity/決定的な得点機会の阻止)の判定でMF堺屋佳介が一発退場となる。数的不利に陥った鳥栖は、同アディショナルタイム9分にG大阪の元日本代表DF三浦弦太に劇的ゴールを許し、1-2で敗れる形となった。

川井監督は試合後にファン・サポーターへ「厳しい状態が続くなかで申し訳ない」と謝罪。一方、計28本ものシュートを浴びたなか「選手たちは100%ファイトしてくれた」と戦ったピッチの選手たちを労った。

また、試合を通して「評価は難しい試合」と話しつつ、「1点、2点、3点と点を取れるチームにしていかなければ」と反省を述べている。

鳥栖は今季すでに6敗目。勝ち点4で現在J1リーグ最下位に沈む。指揮官の悔やんだ点も踏まえ、今後の立て直しが早急に必要となっている。(FOOTBALL ZONE編集部)

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