【体操】3位の萱和磨 パリ五輪切符奪取へ「もっと演技を磨いていきたい」

あん馬の演技を行う萱和磨

体操の男子種目別あん馬で東京五輪銅メダルの萱和磨(セントラルスポーツ)は、安定した演技で上位につけた。

14日に行われた全日本個人総合選手権最終日(群馬・高崎アリーナ)の決勝は171・596点で3位。すでに東京五輪2冠の橋本大輝(セントラルスポーツ)がパリ五輪代表に内定済み。残りの4枠は今大会の得点を持ち点に争うNHK杯(5月)で運命が決まることから「もちろん3位以内はターゲットではあるが、2日間大きなミスなく終えられたことがよかった」と振り返った。

予選から中1日で迎えた決勝は6種目全てで14点台以上をマーク。「あん馬も予選よりも得点を伸ばすことができて良かったが、跳馬が少し危なかった。予選はよかったけど、2日間(予選、決勝)となると多少のズレが出てしまっていた。そこは1か月後に向けて修正したい」と反省も忘れなかった。

2大会連続の五輪出場へ「この全日本で良かった点、出た課題を1か月じっくり使って、もっと演技を磨いていきたい。まずは1週間くらい休んで、気持ちも体も負荷がかけすぎてはいけない。NHK杯で100%を出し切れるようにしたい」と意気込んだ。

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