「分岐点になる」J1アビスパ福岡・鶴野怜樹 昨季ブレークのルヴァン・カップから再スタート

J1福岡・鶴野

J1アビスパ福岡の鶴野怜樹(23)がYBCルヴァン・カップを浮上のきっかけにすることを誓った。チームは14日、福岡市の雁の巣球技場で同カップ初戦の松本山雅戦(17日・三プロアルウィン)に向けた練習を公開。鶴野は「(自分にとっての)分岐点になる試合になる」と活躍に意欲を燃やした。

ルーキーイヤーだった昨季は同カップが「分岐点」となった。同杯初戦の新潟戦で公式戦プロ初出場。ゴールを決めて、リーグ戦の出場機会を増やした。

その後、同カップで準決勝の名古屋戦など2得点を重ねて優勝に大きく貢献した。リーグ戦のホーム広島戦から中3日、さらに中2日でホーム磐田戦が続く過密日程で松本のホームに乗り込んで戦う同カップ初戦は総力戦で臨むことが予想される。

昨季はけがに苦しみ、今季もキャンプで別メニューの時期もあったが、トレーニングや練習後のケアで今季は長期離脱はない。ただ、3月に新加入したシャハブ・ザヘディがリーグ戦5戦3ゴールと結果を出す中、ここ3試合はベンチ外となった。けがで長期離脱していた佐藤凌我も全体練習を順調をこなしており、FW陣の競争は激しくなっている。「ここをきっかけにしたいと誰もが思っている」。一瞬のスピードでゴールに迫る唯一無二の存在感を相性のいい大会で示す。

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