大谷翔平と“新相棒”を「見るのが楽しい」 水原容疑者が去り生まれる関係、地元局注目

ドジャースのウィル・アイアトン通訳(左)と大谷翔平【写真:小林靖】

大谷翔平を支えるウイル・アイアトン氏…信頼関係が深まっていると地元局

■ドジャース 5ー2 パドレス(日本時間14日・ロサンゼルス)

ドジャースの大谷翔平投手は13日(日本時間14日)、本拠地のパドレス戦に「2番・指名打者」で先発出場し、2打数無安打1打点だった。6回に中犠飛を放ち、2四球1盗塁を記録。打率.343、OPS1.078となった。8回の第5打席で大きな右飛に倒れた後にはデーブ・ロバーツ監督と、通訳を務めるウイル・アイアトン氏を交えて打席を振り返り。地元放送局は大谷とアイアトン氏が「より親密になっている」と分析した。

大谷は8回2死一塁で右飛。打球は高々と舞い上がり、今季5号、松井秀喜氏を超えて日本選手単独最多HRとなるメジャー通算176号の期待を抱かせたが、右翼タティスJr.のグラブに収まった。飛距離は346フィート(約105.5メートル)。あともう少しだった。

ベンチに戻るとアイアトン氏を交えてロバーツ監督と何やら会話。この打席を振り返っているように見え、指揮官の表情には笑みが浮かんでいる。

地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」の実況、ジョー・デービス氏は「こういった会話が発展していくのを見るのは楽しいですね。特に彼は通訳をウィルにシフトしましたからね。こういう会話が増えてますよね」と語る。そして、解説のエリック・キャロス氏は「私が感じているのは、2人の間には感情もますます見えていますし、より親密な間柄になっていますよね」と述べた。

元通訳の水原一平容疑者は、違法賭博に関与した疑いで3月20日(21日)に解雇された。米連邦検察当局は今月11日(同12日)、大谷の銀行口座にアクセスして1600万ドル(約24億5000万円)以上を違法なブックメーカーに不正送金したとして銀行詐欺容疑で訴追。同容疑者は翌12日(同13日)にロサンゼルスの連邦地裁に出廷。保釈保証金2万5000ドル(約383万円)で保釈され、5月9日(同10日)に罪状認否が行われる予定だ。そんな中、大谷はアイアトン氏との緊密な関係を築きつつある。(Full-Count編集部)

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