元BiSHのアユニ・D 母親との関係性語る「1年くらい前まで絶縁してたんですけど…」

トークショーに出演したアユニ・D

バンドプロジェクト「PEDRO」のベースボーカルを担当するアーティストのアユニ・Dが14日、都内で行われた「『#あの頃のジブンに届けたいコトバ』プロジェクト スペシャルトークショー」に出席した。

昨年に所属していたグループ「BiSH」が解散し、現在はソロ活動を中心に活躍するアユニは、自らの半生や価値観等をテーマにトークを展開した。

今回の企画で、16歳の自分に向けて手紙を描いたことについては「『BiSH』の頃は自分の人生の話をそんなにしなかったんですけど、今回は年齢もはっきり出したりして。それに自分に向けて手紙を書くなんて機会もないので、改めて自分と向き合う時間にもなりましたし、すごく貴重な経験をさせていただいたと思います」と笑顔で語った。

そして人生に大きく影響を与えているという母親については「1年くらい前までは絶縁してたんですけど、紆余曲折あって、この人にかなう人はいないなと。昔から老若男女、いろんな人から愛されていたので。嫉妬したこともありましたけど、大人になって同じ人と人として会話できるようになって、信頼されたり愛されたりしている理由が分かって」と成長の中で向き合えるようになったことを振り返った。

また、表現・創作活動については、BiSH時代に作詞を担当した曲に対して、ファンから熱意のこもった感想が寄せられたエピソードを告白。「皆さんに自分が作ったものを一緒に育ててもらって、表現することが楽しくなっていきましたね」と意識が変化した瞬間を明かした。

そしてSNSの隆盛で周囲の目が気になる現代についても「自分は自分しかいないし、他の人と戦えるもんじゃない、みたいな。自分の情けなさを自覚してからは生きるのが楽になりましたね。」と処世術を語った。

最後は手紙にも記した「長生きしましょう。この惑星にて。」という文章になぞらえて「明日から月曜日、また一緒に生きていきましょう」とファンにメッセージを送っていた。

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