【広島】新助っ人・ハッチが力投も貧打深刻 同一カード3連敗で単独最下位に転落

8回、チャンスで三振し肩を落とす広島・会沢

広島は14日の巨人戦(東京ドーム)に1―2で敗れ今季2度目の同一カード3連敗。単独最下位に転落した。

貧打が深刻だ。この日放った安打はわずか3。巨人の3投手に苦もなくひねられた。3回に野間の一ゴロの間に三走の矢野が生還。幸先よく先制したが、直後に先発のハッチが萩尾に逆転2ランを献上。そのままスコアは動かなかった。

ただ、2敗目を喫した新助っ人のハッチが失点したのは萩尾の一発のみで、6回4安打2失点の力投。先発としての役目は果たした。打線の援護に恵まれず、見殺しにされた格好だ。

ここまで14試合消化したが、31得点は日本ハムと並んで12球団ワースト。トップのソフトバンク(58得点)とは倍近い差がある。わずか2本のチーム本塁打も両リーグ最下位だ。

一方、ここまで先発陣が5回持たなかったのは開幕2戦目のDeNA戦においてわずか3球で危険球退場となった黒原の一度のみ。投打がかみ合わず、ストレスのたまるゲームが続いている。

「我慢して各自が状態を上げていくこと」という新井監督に貧打解消の打開策はあるのか。

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