家電量販店で値引き交渉をしたことがある人も多いのではないでしょうか？ 私の知人は「値引きしますよ」と店員から声をかけられ、喜んだのもつかの間、話が思わぬ方向に行ってしまったそうで──？ 今回はそんな知人から聞いたお話をご紹介します。
炊飯器を購入しようとすると
先日、炊飯器を買うために家電量販店へ行ったときのことです。
性能やメーカーになんのこだわりもない私は、見た目と価格だけで5分もかからず決まりました。
するとそこに店員さんが来て
「そちらご購入ですか？ よかったら値引きしますよ」と言うのです。
「え？ そんなことしてもらえるんですか？」と聞き返すと
「はい、値引きできます！」と言う店員さん。
正直、値引きなんてお店側に何も得がない提案をなぜしてくれるんだろう？ と疑問に思いつつ、やってもらえるならとお願いすることにしました。
なかなか戻ってこない店員
「少々お待ちください」と言われてから20分が経ちました。
遅い……。これならもう値引きを断って帰ればよかった、と少し後悔しました。
するとようやく店員さんが帰ってきて、言った言葉は
「いやぁ、がんばったんですけど無理でしたー！」
でした。なんとも口調が軽い。
値引きしますよと言ったのに値引きができない？
しかもこの店員さんの軽すぎる口調、本当に値引きする気があったのか？ と少し疑問を感じました。
話が思わぬ方向へ
まぁできないものは仕方がないので「そうですか、わかりました」と言って帰ろうとしました。すると
「ところで今クレジットカードのキャンペーンやってるんですよ。ぜひどうですか？」と言い出したのです。
「もう帰っていいですか？」
興味のなかった私は「いえ、結構です」と断りました。
ですが店員さんは、「でもね、クレジットカード作るだけで～～」と話し続けます。
最初の印象とは打って変わり、かなり強引になった店員さん。
何度「いらないです」と伝えても、引きません。
正直、「値引きをする」って言った理由は、この話をしたかったからじゃないのか？ と感じました。
「……いつになったら帰らせてもらえますか？」最終的にそう言ってようやく解放されたときには、さらに20分経過していました。
値引きなんて甘い話に乗らなければ5分で終わったのに。なんだかへとへとになった1日でした。
まとめ
もしかしたら、店員さんの親切心だった可能性もゼロではありません。クレジットカードの勧誘をするために、値引きと嘘をついたのかどうか、真実はわかりません。ただ、自分の身を守るためにも「する必要のない値引きをするメリットは？」と一度疑ってみるのもいいかもしれませんね。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター：橘るい
