【阪神】才木浩人が今季初白星 梅野隆太郎のリードに感謝「どんとこいという感じで構えてくれた」

お立ち台でファンの声援に応える阪神・才木

阪神の才木浩人投手(25)が、14日の中日戦(バンテリン)に先発し、7回116球を投げて4安打1失点、4奪三振の快投で今季初白星をつかんだ。

2回二死二塁から8番・山本の左前適時打で先制を許したが、その後は直球にフォークやスライダーなど、変化球を織り交ぜながらテンポよくアウトを重ねた。1点リードで迎えた7回には先頭の4番・中田に右中間を割る二塁打を浴び、無死二塁のピンチを招くも、続く細川、上林を左飛に打ち取った。さらに味方の失策が絡んで二死一、三塁となったが、8番・山本を149キロの直球で空振り三振に仕留めた。

思わずガッツポーズが飛び出した右腕は「中田さんにツーベース打たれて久々のピンチでしたし、チームに点が入った後だったので。気持ちで負けないように投げました」とし、「梅野さんもどんとこいという感じで構えてくれたので。思いきっていった結果、三振がとれてよかったです」と笑顔で汗をぬぐった。

また、女房役を務めた梅野も「ピンチを最後乗り切れたのも、いろんな球種だけでなく、いろんなコースも使いながらできたことが一番。あいつもそれに応えてくれたことが、本当に大きかった」と充実感をにじませた。

打線も相手先発・梅津に15奪三振を奪われながらも、少ない好機をモノにしてチームは2―1で勝利。引き分けを挟んで続いた連敗を3で止めた。

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