巨人が１４日の広島戦（東京ドーム）に２―１で勝利し、破竹の６連勝。入団２年目の萩尾匡也外野手（２３）が自身本拠地初本塁打となる２号２ランで試合を決めた。
切り込み隊長が値千金の一発を放った。１点ビを追う３回一死一塁、萩尾は相手先発・ハッチの投じた５球目、１３２キロのスライダーを力強く捉え、打球はぐんぐん伸びて左中間スタンドへ一直線。若武者の一発にＧ党は大歓声をあげ、萩尾は喜びをかみしめるようにダイヤモンドを一周した。
貴重な援護点をもらった先発・高橋礼は７回１失点の好投。救援陣もバルドナード―大勢と無失点リレーでつなぎ、僅差の試合をものにした。
これには阿部監督も「ナイスホームランでした。対戦したことのない投手とずっと当たっているし、そういう中で日々勉強していると思うので。それをどんどん生かしていってほしいと思います」と萩尾を称賛。萩尾は「本当にもう毎打席必死なので。なんとか食らいつきました」と率直な心境を告白した。
快音直後は「笑っている暇はないので」と表情を緩めることなくダイヤモンドを駆け回っていたが「去年、二岡さんに野球に関して厳しく、ちゃんと向き合うことを勉強させてもらったので、そういう気持ちでいました」と真意を説明。それでも「あんまりスカしてないように見えますか？ 結構グラウンドではスカしてますよ、自分（笑い）」とちゃめっ気たっぷりにおどけてみせた。
