【全日本】斉藤ブラザーズ 「あんこ」「ビール」をかけて兄弟対決へ

会見に出席した斉藤ジュン(左)と斉藤レイ

全日本プロレスの世界タッグ王座を保持する斉藤ブラザーズ(ジュン&レイ=37)が、史上最大の兄弟ゲンカへ火花を散らした。

2年連続2度目の出場となる春の祭典「チャンピオン・カーニバル(CC)」(18日、後楽園で開幕)で2人は、同じBブロックにエントリー。ジュンが「待ちに待ったCCがやってきた。シングルで誰が一番強いか見せることができるんだ。全日本プロレス、春の祭典を俺がDOOMな祭典にしてやる!」と予告すれば、弟のレイも負けじと「普段は斉藤ジュンとタッグ屋としてやっているが、斉藤レイはまだシングルで結果を残したことがない。だからこそ今年のCC、兄の斉藤ジュン、Bブロックの連中を含めてぶっ倒して、俺が決勝に行ってやる」と豪語した。

同ブロックには3冠ヘビー級王者の安齊勇馬や19回目の出場となる〝暴走男〟諏訪魔、偏屈男・鈴木秀樹ら強豪が集うが、2人の意識は5月3日に地元の宮城・夢メッセみやぎで実現する直接対決だ。

学生時代、大相撲時代から常に兄に勝てず、プロレス転向後もシングルで兄に2連敗しているレイは「普通にやってもつまらねえじゃん。この俺が勝ったら、お前の好きなあんこを俺がいいと言うまで禁止でどうだ?」と提案だ。

一度は難色を示したジュンだが「受けてやるよ。ただ、お前にも覚悟があるのか? だったら、俺が勝ったらお前が大好きなビールも俺がいいと言うまで禁止だ」と弟にも逆提案。レイはうろたえながらも「いいだろう。ただ今回、俺が負けるということは絶対にあり得ない」と豪語し、お互いが大好物をかけて激突することになった。果たして決戦の行方は――。

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