球場騒然、一触即発の睨み合いも…大谷翔平と松井裕樹の穏やかな“表情”に米注目「明るいムードをキープしている」

現地4月13日、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平は本拠地で行なわれたサンディエゴ・パドレス戦に「2番・DH」として先発出場し、2打数無安打1打点、2四球、1盗塁をマーク。連続試合安打が「8」でストップするも、6回の第4打席に犠牲フライを放つなど、5対2の勝利に貢献した。

この日は、5回に場内が騒然となるシーンがあった。事の発端は、ドジャース先発のギャビン・ストーンが投じた際どい内角球だ。これにパドレスの5番ジュリクソン・プロファーが激高し、捕手のウィル・スミスと言い争いに。両チームの選手がベンチ、ブルペンからホームベース付近に駆けつける異常事態となった。

周囲に険悪な雰囲気が広がるなか、フィールド上で柔らかい表情を浮かべていたのが大谷だ。ベンチからいち早く飛び出して輪に加わると、ブルペンから遅れて出てきたパドレスの松井裕樹を見つけると、真顔のあとに笑顔でウインク。一方で小走りの松井は、帽子を取ってペコリと挨拶を交わした。
このシーンには、SNS上でも反響の声が続々と寄せられた。なかでも日夜ドジャースの情報を発信している専門メディア『Dodgers Nation』は公式X(旧ツイッター)を更新し、「ショウヘイ・オオタニは、ドジャースとパドレスのベンチが空っぽになっても、明るいムードをキープしている」と注目した。

さらに、同じくドジャースの話題を専門的に扱っている『Dodger Blue』は泣き笑いの顔文字を添え、「ショウヘイ・オオタニとユウキ・マツイ」と投稿。昨年のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で、侍ジャパンとしてチームメイトだった2人の柔和なやり取りを紹介した。

周りの殺伐とした雰囲気と違い、こうした場面でも和やかな空気を漂わせる日本人メジャーリーガーの姿には、同サイトも思わずほっこりしていたようだ。

構成●THE DIGEST編集部

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