安定感抜群のソフトバンク大津亮介2連勝「思うようにできていた」強力投手陣の西武に3連勝で5連勝 小久保監督「こっちの投手が上回るくらいのピッチング」

1回無死、西武・外崎の強烈なゴロを背面キャッチする大津(撮影・伊東昌一郎)

◆西武1―4ソフトバンク(14日、ペイペイドーム)

再び安定感を発揮だ。先発転向1年目の大津が相手に的を絞らせず、7回5安打1失点で2連勝。初先発初勝利を飾った4日のロッテ戦に続くテンポの良さで今季初の同一カード3連勝に貢献。「思うようにできていた」と納得できた。

多彩な変化球を駆使し、通算472本塁打の中村剛を2打席続けてスライダーで空振り三振。7回、アギラーにソロ本塁打を浴びたが、走者をためる状況はつくらせなかった。

ソフトバンクの課題は先発投手といわれたが、やはり中継ぎから転向したモイネロも3戦続けて好投。14試合を終えて先発陣の防御率は1・81だ。小久保監督は「強力な(西武)投手陣に3連敗は絶対駄目というぐらい(の気持ち)で来たが、こっちの投手が上回るぐらいのピッチングをしてくれた」とたたえた。

打線も3回に柳田の3試合連続適時打となる右前打で先制し、6回に2死から3長短打などで3点を加えて西武のエース高橋を攻略した。5連勝で12球団最速の10勝。投打がかみ合う今、隙が見当たらない。(末継智章)

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