「ここでの練習はとても楽しい」ナダルが過去12度優勝のバルセロナへ向けて充実のトレーニングをアピール<SMASH>

来週開幕するATP500シリーズ「バルセロナ・オープン」(4月15日~21日/スペイン・バルセロナ/クレーコート)で復帰予定のラファエル・ナダル(スペイン/世界ランク646位)が、大会直前の会見で意気込みを語った。

前週の「ロレックス・モンテカルロ・マスターズ」(ATP1000)をスキップし、バルセロナで今季初のクレー大会に臨むナダル。過去12度の優勝を誇るバルセロナでの活躍が期待されるが、同時に年初の「ブリスベン国際」(ATP250)で負傷した左足の状態が気になるところだ。

ナダルは4月10日に自身の公式SNSで、バルセロナでのプレーが「確約できるわけではない」と明かしたが、その後の調整は順調なのだろうか。
ATP公式サイトによると、「バルセロナは僕に大きな喜びをもたらしてくれた場所であり、ここで人生の一部を過ごしてきたとも言える」と大会への思い入れを語ったナダルは、「この2年間はツアーに出られる日がほとんどなかったから、ここでたくさんの選手たちと何日も練習できるのはとても楽しい」とコメント。充実したトレーニング期間を過ごしたようだ。

また、「(大会ディレクターの)ダビド(フェレール)や組織全体が素晴らしい仕事をしている。この大会には信じられない選手たちがいるし、組織も非の打ちどころがない」とし、元世界ランク3位で同郷のフェレールら大会運営の働きぶりを称賛した。

なお、ナダルは1回戦で初の顔合わせとなるフラビオ・コッボリ(イタリア/世界ランク63位)と対戦する。これに勝利すれば2回戦で第4シードのアレックス・デミノー(オーストラリア/同11位)と当たる予定だ。

構成●スマッシュ編集部

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