【FMWE】大仁田厚 デビュー50周年電流爆破に快勝 8月は再び聖地へ「川崎球場に来いや!」

デビュー50周年を白星で飾った大仁田厚

〝邪道〟大仁田厚(66)が、レスラーデビュー50周年を勝利で飾った。

14日のFMWE神奈川・鶴見青果市場大会で、邪道はデビュー50周年を迎えた。メインイベントの電流爆破マッチで、雷神矢口、リッキー・フジと組んで〝邪道軍〟を結成し、全日本プロレスを退団した石川修司&ヨシ・タツ&ブラックめんそーれの〝はぐれ全日本軍〟と対戦。同じく全日本を退団し、リングアナウンサーを務めていた木原文人氏(57)が登場し、はぐれ全日本軍の選手名を読み上げる場面もあった。

試合が始まると、いきなり石川が大仁田をロープ沿いに設置された「有刺鉄線電流爆破バリケードマット」に押し付けて、爆破させる。暴走を続ける〝大巨人〟が「邪道ロケット」の発射スイッチを押すと、両軍の選手が被弾し、深刻なダメージを負う。

終盤、石川が邪道を「電流爆破ボード」に叩きつけようとするが、何とか回避。逆にめんそーれを叩きつけてKOし、そのまま3カウントを奪った。

全日本でデビューした大仁田に向けて、リング上で木原氏は「さすが、全日本プロレスの新弟子第1号としてやってきたあなたは、素晴らしいと思っています。大仁田厚さん、そして石川修司、ヨシ・タツ、ブラックめんそーれ、俺木原。俺たちは全日本プロレスにいた時、絶対に命がけで戦ってきたと思います。だから、この3人プラス大仁田さんで何かできませんかね。俺たちが組めば、何かのムーブメントが起こせると思っています」と今後もコラボすることを呼びかけた。

記念試合に勝利し、上機嫌の大仁田は「石川さん、めんそーれさん、ヨシ・タツさん、今日はありがとう。そしてまた俺たちで、俺たちで、俺たちで、俺たちで暴れませんか!!」と承諾した。

そのまま邪道は「8月24日、俺は俺の聖地である川崎に進出します。24日は、現地時間でテリー・ファンクの一周忌です。ぜひテリーのために、川崎球場に来いや! テリーの代わりに、(兄の)ドニー・ファンク(ジュニア)を呼ぼうと思っています。最後は川崎球場に鳴り響く『スピニング・トーホールド』を聴きに来てください」と兄貴分だったテリーさんのために興行を行うことを発表し、記念大会を締めくくった。

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