「光る君へ」清少納言爆誕!ききょうが命名に歓喜した理由

第15回よりファーストサマーウイカ演じる清少納言 - (C)NHK

吉高由里子主演の大河ドラマ「光る君へ」(NHK総合・日曜午後8時~ほか)の14日放送・第15回ではファーストサマーウイカ演じるききょうが中宮・定子(高畑充希)と初めて顔を合わせるシーンが描かれ、清少納言と命名される瞬間にネットでは歓喜の声で沸いた。

第15回「おごれる者たち」では、かねてから宮中で働くことを願っていたききょうが、ついに女房として定子に仕えることに。定子は漢詩も和歌も堪能だが、相手になる者がいなかったのだという。

ききょうは定子の顔を見た瞬間、まるで雷に打たれたかのように恍惚の表情を浮かべ、心の中で「きれい……」とつぶやいた。「定子である」と挨拶するも、ききょうは心奪われるあまり身動きできず、定子は「清…少納言。今よりそなたを清少納言と呼ぼう」と命名。定子の母・貴子(板谷由夏)が「さすが中宮様。ききょうの「清」は清原。夫は少納言でございますゆえ」と続けると、ききょうは夫とは別れており少納言でもないと指摘しながらも「ステキな呼び名」と感激の様子。定子はそんなききょうの様子に「愉快である」と破顔。「清少納言、末永くよろしく頼む」という定子に、清少納言は舞い上がり「この上なき誉れ。一心にお仕え申します」と頭を下げた。

この記念すべき瞬間に、SNSでは「清少納言爆誕!」と興奮の声が続々。「清少納言キター!」「ききょうよかったねえ」「一生の推しに出会えた瞬間」「ステキな出会い」「人が恋に落ちた瞬間」「一目惚れ」「推しが尊いね」「せい・しょうなごん」など歓喜の声が飛び交い、ウイカの目を輝かせた表情も注目を浴びた。

なお、ウイカは本シーンについて「ききょうとしては家を捨ててきたわけですよ。旦那さんと息子までおっつけてきちゃったけど、もらった名前が亡くなった父と旦那の少納言、旦那が少納言ではなかったんだけれども、そのすべてを背負った名前で宮中に入るっていうのがぐっとくるというか。まったく新しい名前にして、人生をそれこそ本当にゼロにしてリスタートしますじゃなくて、「あなたの今までの人生を背負って学んだものとかをすべて持ってきて宮中で私の力になってね」って言われたような気がして、「あぁ清少納言…いいっすね!」って。「なんで元夫のやつ入れなきゃいけないんだよ」とか、「おやじの名前かよ」みたいなことじゃなくて、全部を認めてくれたような器みたいなものを名前から感じて「いい名前だな」と思っていたんじゃないかなって。欲を言えば、息子の名前も入れてほしかったくらいの感じかもしれないですけど(笑)」と、放送後ドラマの公式Xなどで公開されたインタビュー動画「君かたり」内でコメント。

また、清少納言にとって定子はどんな存在なのか? ウイカは「清少納言にとってきっと定子様っていうのは史実で読んでいても「推し」。神とか宗教的な心酔するというよりは「推し」の感覚にすごく近いんじゃないかな。「尊い」「一挙手一投足がいとおしい」「愛くるしい」。娘でもなく恋人でもなく、けど命を懸けてお守りしたいとか、最大の雇い主ではあるけれども、「推し」の感情に近いんだろうなと思いますね」とも語っている。(編集部・石井百合子)

© 株式会社シネマトゥデイ