その不調の原因は「自分にだけ厳しすぎる」からかも…!?自分へのスパルタ度チェック!

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自分にも他人にも優しくするのが心の健康に良いという話を聞くけれど…真面目な方、誠実な方は「自分に厳しい」という報告があります。ですが、年齢を重ねるたびに、心も体もいたわってあげないと不調の原因になりますよね。

今回は、「自分に対するスパルタ度」を知る方法を、看護師・薬膳師としての知識を活かした記事を得意とするライターの薬膳ナースけいこさんに教えてもらいました。

自分にかける言葉は?

まず、A4サイズの紙を準備して横向きに置いてください。そして、何か簡単なミス、例えば「スマホを家に忘れた」「ご飯を炊くのを忘れてしまった」といったミスをした時に頭の中で自分に対して思う言葉を用紙の左端に書いてみましょう。

どのような言葉が思い浮かびますか?

大切な人への言葉は?

次に、友人やパートナーなど、あなたの大切な人が、先ほど書いて設定したミスをした時には、どのような言葉をかけるでしょうか。
できれば、具体的にどなたか対象を決めて、「○○というミスをしてしまったんだよね」と打ち明けられた時の状況を想定しながら、相手にかける言葉を用紙の右端に書いてみましょう。

2つの言葉の差は何ですか?

最後に、書いた言葉を見比べてみましょう。2つの言葉に差はありますか?
どちらに対しても優しい言葉が並んでいるでしょうか?

自分には「何で確認をしなかったのよ」「この前も同じミスをした。最悪!」など責める言葉をかけていませんか?逆に、大切な人には「最近、忙しかったんじゃない?」「少し休んだ方がいいよ」「次に同じ事をしなければいいじゃない」など、ミスの背景にある原因をねぎらったり、なるべく落ち込まずに前を向けるような言葉をかけているかもしれませんね。

ミスをしないことは大切なので、どちらにも厳しい言葉をかけているというケースもあるかもしれないし、自分にだけ優しい言葉をかけているケースもあるかもしれません。

ですが、圧倒的に多いのが「自分にだけ厳しい言葉をかけている」ケースです。自分に対する厳しさや、自身を律することは、人が成長していくうえで大切な要素。しかし、自分の心を自分でいたわるスキルもメンタルヘルスを整えるうえで大切なことです。あなたが、大切な人に言葉をかける時の優しい心を、ご自身にも向けてあげましょう。

■執筆/薬膳ナースけいこ…薬膳師/看護師/経絡ヨガ指導者/薬膳茶エバンジェリスト。知って活用、暮らしに溶け込む健康づくりをテーマに情報を発信中。Instagramは@keiko89zen。
編集/サンキュ!編集部

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