【新日本】DOUKI 藤田晃生粉砕でJr.王者SHO挑戦へ「いい返事、待っているぜ」

次期挑戦者のDOUKI(上)は、王者SHOからベルトを奪い返した(新日本プロレス提供)

新日本プロレスの台湾大会(14日、Zepp New Taipei)でIWGPジュニアヘビー級王座・次期挑戦者決定戦が行われ、「Just 5 Guys」のDOUKI(32)が、「TMDK」の藤田晃生(21)を撃破し、王者SHOへの挑戦権を獲得した。

6日の両国大会で、両者がSHOに挑戦を表明して実現した挑戦者決定戦。史上最年少王者を狙う藤田は、ゴング前から奇襲を仕掛けて空中技で攻め込むが、DOUKIはベテランらしい試合運びでしのいでいく。イタリアンストレッチNо.32を2度仕掛けて藤田のスタミナを奪うと、一気にスピードアップ。藤田の猛攻に耐えて、土遁の術で逆転。最後はスープレックス・デ・ラ・ルナで、3カウントと挑戦権を奪った。

試合後は、両国大会でSHOから持ち逃げしていたIWGPジュニアのベルトを誇示した。するとそこに、当然のようにSHOが現れ、背後からDOUKIを急襲。一度はベルトを奪回されたが、あっさり奪い返してみせた。

メキシコで2010年にデビューしたDOUKIは、19年5月から新日本に参戦。5年の月日をかけて、初めてのIWGPジュニア挑戦になる。試合後のDOUKIは藤田の健闘をたたえた上で「俺が正式にこれ(ベルト)を取ったら、もう1回挑戦してこい」とエールを送った。

王者のSHOには「俺はよ、端から全部YOHと同じマネ(ベルト持ち逃げ)をするつもりはなかったんだ。知ってんだよ、お前がそう簡単に挑戦を受けないことをな。だから、一時的にこれを拝借した、いいか、これを返してほしけりゃ、しっかりと契約書にまずサインしろ」と要求。「ちゃんとした場を設けて、お前がそこにサインするなら、俺はすぐにだって返してやってもいい。最強のチャンピオン様、いい返事、待っているぜ」と通達していた。

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