レゴ窃盗団を加州ハイウェイ・パトロールが逮捕、約4600万円相当を押収。転売価格高騰で国際レゴ窃盗団も出現

Image:CHP

他の写真を見る

米カリフォルニア・ハイウェイ・パトロール(CHP)は、盗まれたレゴセット約30万ドル(約4600万円)相当を回収し、4人の容疑者を逮捕しました。Instagramにて、盗品の写真と共に事件のあらましを述べています。

iPhoneの新絵文字21種:震え顔にピンクや水色ハート、翼に扇子にクラゲなど。iOS 16.4ベータでEmoji 15.0対応🫨

この4人は大手小売チェーン店TargetやHome Depot、Lowe'sなどの店舗でレゴの在庫を強奪し、ブラックマーケットに売りさばいていたとのこと。CHPは彼らの罪状を「小売店に対する組織的犯罪、重窃盗罪、共謀罪」と説明しています

公開された写真を見るかぎり、盗まれたセットには「ミレニアム・ファルコン」(921ピース/1万2480円)や「ロード・オブ・ザ・リング:リベンデル」(6167ピース/6万9980円)、「ライオン騎士の城」(4514ピース/5万5980円)、「ポルシェ911」(1458ピース/2万3780円)、そして「マインクラフト」各種が含まれています。

ちなみに、今回活躍したCHPはカリフォルニア州の法執行機関。その名の通り高速道路をパトロール管轄する一方、州内のどこでも法執行権限を行使できます。かつて日本でも放映された米国のドラマシリーズ『白バイ野郎ジョン&パンチ』(原題「CHiPs」)は、CHPの活躍を描いていました。

以前からレゴセットは犯罪者の標的になっており、2021年にはフランス警察が国際的なレゴ窃盗組織を捜査していると発表

前年6月にパリ郊外の玩具店で盗みを働いた4人を逮捕し、彼らを取り調べた結果、全員がポーランド出身で、コレクターが欲しがるレゴの窃盗を専門とするチームの一員だと認めたと述べていました。

なぜ、レゴ窃盗団が大がかりな組織に発展しているのか。その背景にはオンラインオークションサイトでの売上が倍増した事実があると、英The Guardianは専門家の見解を伝えています

主な要因をまとめると、ざっと次の通りです。

つまりレゴセットが高額でも支払える大人の需要が高く、またネットオークションで売りさばきやすい環境も整っているためと思われます。

今回の約30万ドルもの被害額は、高額には違いありません。が、2012年には米フロリダ州で約200万ドル相当のレゴセットを盗んだ男がいたとの報道もありました

実写ドラマ『フォールアウト』は4月配信、予告編公開。核戦争後200年のカオスな世界描く

実写版『フォールアウト』Amazon Primeビデオで配信開始。世界観や基本設定をゲーム版と予告編で予習解説

無料で25人のAIシンガー使い放題なボーカロイド「VOCALOID β-STUDIO」はどこが画期的なのか、パラメータ1つで歌ってもらってわかったこと(CloseBox)

© TechnoEgde