ELローマ戦狭間のミラン、降格圏サッスオーロと打ち合いの末に辛くも追いつきドロー【セリエA】

[写真:Getty Images]

ミランは14日、セリエA第32節でサッスオーロとのアウェイ戦に臨み、3-3で引き分けた。

前節レッチェ戦を快勝した2位ミラン(勝ち点68)は、3日前に行われたヨーロッパリーグ(EL)準々決勝ではホームでローマにウノゼロ敗戦。公式戦連勝が7で止まった中、ローマ戦のスタメンから7選手を変更。ジルーやプリシック、カラブリアらがベンチスタートとなった。

19位サッスオーロ(勝ち点25)に対し、最前線にヨビッチ、2列目に右からチュクウェゼ、ロフタス=チーク、レオンと並べる[4-2-3-1]で臨んだミランは開始4分に失点する。自陣左サイドを崩された流れから、ピナモンティにボレーを叩き込まれた。

さらに10分、今度は自陣右サイドをロリエンテにぶち抜かれてそのままドリブルシュートを決められてしまった。

2点を追う展開となったミランは13分、CKの流れからチャウのヘディングシュートが枠を捉えたが、GKコンシーリの好守に阻まれてしまう。

17分にはチュクウェゼがヘディングでネットを揺らしたが、わずかにオフサイドでゴールならず。それでも20分に正真正銘のゴール。レオンがボックス左で仕掛け、DF2人の間を縫ってドリブルシュートを決めきった。

前半半ば以降はなかなか好機を作れずにいた中、45分にFKの流れからフロレンツィが強烈なミドルシュートでGKを強襲。さらにルーズボールにテオ・エルナンデスが詰めたが、ここもコンシーリに阻まれ、1-2で前半を終えた。

迎えた後半、ミランは53分に3失点目。アドリのボールロストから最後はロリエンテにドッピエッタを許した。しかしジルーを投入したミランは59分にすかさず1点差に詰め寄る。レオンの左クロスのルーズボールをヨビッチがボレーを蹴り込んだ。

さらに63分、一気に追いつきかける。フロレンツィのフィードに抜け出したチュクウェゼがゴールエリア右からシュートを蹴り込んだが、前半同様にオフサイドに阻まれ、VARでゴール取り消しとなった。

その後、プリシックを投入したミランは78分、右サイドを崩した流れからアドリのクロスをプリシックが合わせるもシュートはGKコンシーリのファインセーブに阻まれた。

それでも84分、ミランが追いつく。CKの流れから2分前に投入されていたオカフォーがガッビアの胸パスをダイレクトで蹴り込んだ。

しかし反撃はここまで。2点のビハインドから追いついたミランだが、降格圏に沈むサッスオーロに引き分け止まりとなってしまった。

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