凜/日本電設工業鉄道統括本部設計部・杉本沙耶さん、仕事を通じ世の中を便利に

「鉄道の駅は街の中心」というイメージが強かった。「駅がもっと便利になれば」と、貢献度の高いインフラ設備に関われる仕事を軸に就職活動を始めた。そんな就活中に日本電設工業を知った。企業説明会で女性の先輩がいることも聞いて「私も頑張れるかな」と思い業界に飛び込んだ。「仕事を通して世の中を便利にしたい」と意気込む。
ただ、大学では電気系や建設系とは関係ない情報系の学科を卒業したため分からないことだらけ。「何とかなる」「なるようになる」という性格と自身を分析するが、実際は周りに聞くしかなかったという。先輩や同期、上司に支えられながら一つずつ知識を蓄え仕事を覚えた。これまで協力会社やJR東日本にも出向し設計、工事の経験を積んだ。今は積算と設計、現場調査を主な業務としている。携わった設備工事が無事に完了し、鉄道の安全運行に関わっていることが一番のやりがいという。
目標としているのは同じ通信設計課の女性先輩社員。入社当時から周りに優秀だと評価され、輝いていた。少しでもその先輩に近づくよう日々まい進している。
趣味はキャンプやツーリングというアウトドアな一面を持つ。元々インドア派だったがコロナ禍で「何か趣味を持たなければ」と行動。中型バイクで友人とスノーボードやキャンプに出掛け、自然に触れて仕事の疲れを癒やしている。
日本電設工業鉄道統括本部設計部通信設計課主事(すぎもと・さや)

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